言語切替

次世代LEDバレイ構想

徳島県では、2014年に「ノーベル物理学賞」受賞のきっかけとなった「青色LED」を生み出し、現代社会・産業分野に必要不可欠な「白色LED」で世界トップシェアを誇るLEDメーカーが立地する優位性を活かして、2005年12月に光(LED)関連産業の集積を目指す「LEDバレイ構想」を策定しました。

ただ、LED関連産業が急成長するなか、可視光領域のLEDとその応用製品の汎用化が進み、新規企業の事業参入が増えたことで、国内外の大手・中小企業間のコスト競争が激化しています。そのため、県内LED関連企業は、販路確保による事業の安定化や下請けからの脱却、更なる成長と飛躍に向けた経営戦略が求められています。
こうしたなか、LEDの高付加価値化の視点から注目を集める※「次世代LED」は、今後国内外において大規模な市場を形成する可能性を秘めています。

こうした中、徳島県では、次世代光が持つ可能性を活かした新たな地方創生の取組として、2018年10月、地域における大学の振興及び若者の修学・就業を促進し、地域活力の向上や持続的発展を目的とする国の「地方大学・地域産業創生交付金事業」の採択を受けました。この事業を核に、LED関連産業をはじめ本県産業の更なる成長と飛躍に向け、次世代の光が持つ可能性を活かした「光関連産業の振興」と「光応用専門人材」の好循環を目指し、2019年7月に新たに「次世代LEDバレイ構想」を策定しています。

※本構想では、「深紫外光」「赤外光」「テラヘルツ光」等、汎用LEDとは異なる特性を持つ、目に見えない波長領域の光を「次世代LED」と定義しています。

研究開発関連施設紹介

徳島県では、高等教育機関や公設試験研究機関等でLED関連の研究や人材育成が積極的に行われています。